「ビフォアー アフター」 ［ラルフ師］

エペソ２：１～１０　より　　　　　　　　　　　

家のリフォームをする人気テレビ番組があります。
リフォームする前（ビフォアー）と後（アフター）を紹介するものです。

今日は私たちのリフォームについて考えてみましょう。

私たちが神様に造りかえられる前と後の様子はどうでしょうか？
具体的にどう変わったのでしょうか？

■イエス・キリストを信じる前

　自分の罪過と罪との中に死んでいた　（２：１）

死んだ人は、もう自分では動けません。
神様に従う力もありません。

一般的に、自分の力で善い人になれると思っていますが、
霊的に新しい命がないと死んでいるのと同じです。
道徳だけでは足りません。
一人で頑張るだけでは足りません。

神様は、イエス・キリストを通して新しい命を与えてくださいます。

私たちはイエス・キリストを信じる前、誰に従っていたのでしょうか？

空中の権威を持つ支配者として今も不従順の子らの中に
働いている霊に従って、歩んでいた（２：２）

空中の権威を持つ支配者とはサタンのことです。
強そうにみえても空で、何も持っていません。

最後の裁きの時は、サタンは裁かれます。

天の権威を持つ支配者は神様で、実質があります。

自分の肉の欲の中に生き、
肉と心の望むままを行なっていた（２：３）

罪は自分の悪いことだけではありません。
すべきなのにしなかった善いことも罪です。

しかし、こう考えると罪にはきりがありません。

こういう時こそ救い主が必要です。

自分の力で全てできません。
何をすべきか導いてくれます。

イエスさまに感謝です。

■イエス・キリストを信じた後

　キリストとともに生きている（２：５）

今、イエス・キリストは天国におられます。
私たちを助けることを望んで、地上に働いています。

私たち信者を通して働いています。

４０年位前、カンボジアのある村で目の病気がはやり、
半数の人が失明しました。その村にクリスチャンに
なったばかりの人が入りました。
祈って欲しいと言われ、祈ったすぐ後で一人が治りました。
次々に治り、みんないやされました。
祈ったクリスチャンはキリストと共に生きていました。

　キリストとともによみがえっている（２：６）

　キリストとともに天に座っている（２：６）

よみがえっている、座っている、とは現在形です。
私たちはまだ死んでいませんが、イエスの約束は確実なので
成就されているといえます。

　私たちは神の作品（２：１０）

神様は、イエス・キリストの姿をイメージして、
私たちを作り直しています。

■私たちはどう変わったのか？

　あわれみ豊かな神は、私たちを愛してくださった
　その大きな愛のゆえに（２：４）

神様の大きな愛があるから、私たちは前の状態から
今の状態に変わりました。

　神は私たちをともによみがえらせてくださった（２：６）

　神は私たちを天の所にすわらせてくださった（２：６）

このことは、自分でしたことではない、ということです。


　あなたがたは、恵みのゆえに、信仰によって救われたのです。
　それは、自分自身から出たことではなく、神からの賜物です。
　行ないによるのではありません。
　だれも誇ることのないためです。（２：８～９）