あなたの罪は赦されています ［ラルフ師］

マルコ　２：１～１２　より　　　　　　　　　

イエスキリストは公奉仕の初め、悪霊を追い出したり、熱病をいやすなど、
神の力と権威を現しました。奇跡を行い、人々に人気がありました。

しかし、マルコ２章には、すでにイエスに反対している人はいます。
パリサイ人達は規則を守る熱心な宗教家でした。
人々がイエスの元へ行って自分たちの所へ来なくなったので、
イエスに嫉妬しました。

ヘロデ王はイエスキリストが政治的な革命家だと思いました。
それでヘロデ党はイエスを殺そうと相談をしました。３章６節

このように、イエスキリストが十字架にかかるきっかけは始まっています。
イエスキリストの、罪のあがないのための十字架と死は、今も中心です。

　　　　　　　　　　　　
今日の聖書箇所の、４人の友人は中風の病人をイエスの所へ
頑張って連れて行きました。４人の友人は私たちの模範です。
私たちも人々がイエス様に導かれるよう頑張りましょう。
　　　　　　

イエス様の言葉（命令）で、悪霊の人、シモンのしゅうとめ、
中風の病人は元気になりました。
イエス様が中風の人に初めに言ったのは、「あなたの罪は赦されました」（５節）です。

イエスキリストは、病人が本当に必要なのは罪の赦しで、
心の癒しであると知っていました。
しかし、病人も友人たちも群集もそれがわかりません。
人間の親は自分の子に、一番必要なものを知っているのと同じで、
父なる神様は、人間にとって本当に必要なものは罪の赦しであるとご存知です。
人間は父なる神様にお金、健康、成績などを祈りますが、
神様が本質的に望んでおられるのは罪の赦しです。
お金、健康、成績は大切ですが一時的であり、いつかなくなります。
罪の赦しは永遠です。
私たちは自分の罪を告白し、赦しを求めましょう。
「赦す」とは、神様が罪を取り除き、その罪は忘れる、思い出さない「ゆるし」です。
漢字で書く「許す」よりも 深い意味があります。
　　

パリサイ人は、神だけが罪を赦すことができると知っていました。７節
イエス様はご自分が神様であると知っていたので、
神の権威をもっていることを教えています。１０節
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

きよい神様は人がきよく生きることを望んでいるので、
人が人に罪をおかすとき、神様に対しても罪をおかしています。
人に謝り、神に罪の告白をするべきです。

イエスキリストが十字架にかかって死んでくださったのは、
人間の罪の完全なささげものです。
罪は自分の力で救うことはできません。
そのためにイエスキリストはこの世にきました。


聖餐式はイエスキリストが定めた罪の赦しのしるしです。

私たちは信仰をもって神様のところへ行きましょう。